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◆ことばの話2351「ブログ2」
静岡・伊豆の国市の母親毒殺未遂の女子高生の事件。容疑者の少女が、犯行に関することを「ブログ」に綴っていたと。その「ブログ」
11月1日の読売新聞夕刊は、
『インターネット上で日記形式の簡易ホームページ「ブログ」』
でした。NHKの11月1日の「19時のニュース」では「ブログ」のことを、
「インターネット上で」
また11月2日、日本テレビの「情報ツウ」では、
「インターネットの日記」
と。字幕スーパーでは、
「容体悪化を日記に記録16歳女子高生゛心の闇゛」
でした。同じく11月2日のフジテレビの「ニュースジャパン」では、
『インターネット上で公開していた日記』『日記には…』『日記の中で』
11月3日の産経新聞朝刊は、
「ブログ(日記風簡易ホームページ)」
11月4日の各紙朝刊は、
(読売) |
「インターネットのブログ」 |
(産経) |
「ブログ(日記風簡易ホームページ)」「ブログ(日記風サイト)」 |
(毎日) |
「パソコンでつけた日記」
「パソコンの日記」 |
(日経) |
「インターネット上で母親の容体の変化などを詳述したブログ(日記風サイト)」 |
読売新聞は説明をやめたのかな?毎日の「パソコンでつけた日記」は、ブログとは微妙に違うものを指しているようです。
『ブログ・世界を変える個人メディア』(ダン・ギルモア)という本によると、
「ブログとは、ウェブへの短行の投稿からなるオンライン日誌のこと」
だそうですが。
それにしても平成の大合併で誕生した「伊豆の国市」ですが、妙な事件で有名になってしまいました・・・。
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2005/11/5 |
(追記)
12月1日の毎日新聞「記者の目」で「高一少女のタリウム投与事件」というタイトルで、静岡支局の古関俊樹記者が書いていました。その中で「ブログ」は、
「ブログ(日記のような個人のサイト)」
と説明がついていました。 |
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2005/12/5 |
(追記2)
上の(追記)の毎日新聞と同じ、12月1日の日経新聞では、
「ブログ(日記風の簡易型ホームページ)」
と、一面の特集『法化社会、備えはあるか・上』の中で使っていました。 |
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2005/12/6 |
(追記3)
12月16日の産経新聞のコラム「鬼の耳」で、ニフティの古河健純社長を取り上げていますが、そこに出てきたのは、
「ブログ(簡易版ホームページ)」
という表現でした。 |
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2005/12/16 |