川淵チェアマン(今はキャプテンか)は、日本サッカーをプロ化させ、W杯に出場できるようにした、日本サッカー界にとっての大大功労者で凄い人ではあるが、人間として“好きなタイプか”と言うと…ちょっと違う。ちょっと一癖も二癖もあって、どちらかと言うと「イヤなヤツ」に分類されることが多いのでは?と勝手なことを言っていますが、そんな川淵さんの人生の大きな変革点は、51歳の時に子会社への出向を命じられたこと。それまでにも異動はあったし、サッカー選手の現役から監督などのへ変化はあったけど、この51歳の出向が一番大きく、しかも“その後の川淵三郎”を作ったきっかけだったと。
結局、人生いろいろな出来事に翻弄されるのだけど、それをいかに前向きに捉えて努力をするかということが大切なんだろうなあと、PHP的観点でそう思いました。
現在、奥様がC型肝炎の闘病中で、皿洗いから洗濯まで、家事は川淵さんが(全部ではないだろうけど)やっていると「告白」しているが、それも奥さんとしては「言ってほしくない」ことかもしれないけど、その辺は「言っちゃう」人であり、世代なんだろうなあと思います。意外と良かったです、この本。
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