ヘッダー Space 『量刑・下』
(夏樹静子、光文社文庫:2004、10、20)
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(上巻から続く)でも、やはり「推理小説」としては、それだけでは物足りなかったのかもしれません。「事件」が起きるのですが、その分、裁判制度のような面で言うと、ちょっと興味がそがれてしまった感じが・・・。最後まで読むと、それはそれで納得するのですけど。
これってもう、ドラマ化されたのかな。ドラマ化しないかな。
なんと「解説」は橋本五郎さんが書いているので、びっくり。それで勧めたのか・・・と邪推。いや、とても感動したからこそ「解説」も引き受け、新聞でもPRしたのだと、内容から言うと、そういうことになるでしょう。よく取材して書かれた小説。上下あわせて1000ページ近くにもなるが、読む価値はあります。

★★★★

(2009、9、11読了)
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