「死なず」と言うからには、「死んだ」と言う連中がかなりいるから、それへの反論と考えていい、そういうタイトル。「え、週刊誌、死んだの?」と思ってしまった。
新聞や放送では書けない(報じられない)部分を、週刊誌は担ってきたという「自負」がある。しかし、名誉棄損裁判における賠償額の高額化や、名誉棄損の立証責任が週刊誌側にある不利、それにて加え最近では『週刊新潮』の、朝日新聞阪神支局襲撃事件の犯人を名乗る男の手記で大誤報をしてしまったことなどで青息吐息である様子なども、赤裸々に記されている。5月に開かれた「週刊誌は生き残れるか?」というシンポジウムの様子などもおもしろかった。週刊誌の問題は、テレビ局にとっても同じ根っこの問題だと感じた。そういえば最近は「新聞」「(地上波)テレビ」も「消滅」なんて本があるし、雑誌を含め「マスメディア」は消えてしまうのだろうか?そんなことはありえないとは思うが、今までとは違った形態になって行くのは、間違いなさそうだ。
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