日本語、特に日本文学・文壇・作家などに関する問題が140問。随分、難易度に差がある問題がバラバラと載っている。ふだんは、こういったクイズ本だと特に買わないのだが、著者の清野 徹氏は、『週刊文春』誌上でテレビ批評を続けてきた人。いつも楽しみに(文春で一番最初に)そのコラムを読んでいたのだが、今年2月、急に連載がなくなったので「おかしいな」と思ってていたら、急死されたとか。また、この本で初めて知ったが、清野氏は隻眼であったという。
著者に名前を並べている「現代言語セミナー」というのは、清野氏の奥様が主宰されているようだ。つまりこの本は、清野氏の遺言状のようなものだと思って読んだ。
で、140問題中110問正解、日本人合格でした。121点以上なら「国宝級日本人」だったのに。合掌。
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