著者は、某局の 鑑定番組でおなじみの名鑑定士らしい。思文閣という京都の骨董屋さん。見開きで「書」の写真が載っている読みやすい一冊。値段も書いてあるし。
書画家の須田剋太の、
「五十や六十 花なら蕾」
という書は、相田みつをみたいだった。須田は司馬遼太郎の『街道をゆく』の挿絵を担当したそうです。また、周布(すふ)政之助という幕末の長州藩士の書の、
「たとえ報いの少ない仕事であったとしても、それが社会の一部を支えるものなのだという強烈な自負心をもち、責任を遂行する。自分を欺かず、心をゆたかに保っていれば、十万の兵士は準備万端、ここ
ぞという場面でものをいう」
というのは大変共感しました。かくありたい!・・・・65万円、か・・・・。
|
|
|