著者はベストセラー『若者はなぜ3年で辞めるのか』の著者でもあるコンサルタント。その分析によると、
「『昭和の時代の賃金体系』(つまり時代遅れ)が『年功序列』で、これはもう90年代に行き詰まったが、そのまま下方硬直性を保ったままできている。そもそも『年功序列』も1960〜70年代に完成したものに過ぎず、それほど歴史があるものではない。時代に応じた賃金の仕組みを作って行かなければならない。とりあえず職能給と職務給を組み合わせた形か。あと、人事部の人事権をひっぱがす。正社員と非正規社員の給与格差是正も必要」
と説いていました。シンプルな装丁は、好感を持ちました。
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