『昭和の名人決定版・
五代目柳家小さん・二』
(小学館CDつきマガジン:2009、4、14)
「長屋の花見」=昭和36年、46歳のとき。油が乗っていて、晩年より相当テンポ早い。大家さんが、花見の料理や酒に関して「あたしが心配したから」という「心配」は、現代ではあまり使われることのない意味。つまり、「準備・用意」という意味でした。
「粗忽長屋」=昭和59年、69歳。テンポ遅い。ゆったりとした語り口。23年の時の差を感じる。それにしても「ビアホール寄席」って当時は「銀座ライオン」で落語の高座を収録してたんですね!
「ろくろ首」=昭和31年。41歳なのに、味は70代と変わらない、間のとり方。懐かしい感じがある。でもたまたま聴いていた時に疲れていたので、聴きながら眠ってしまいました。その後、もう一度聞き直したら、「ネタ」そのものがあまりおもしろくない。オチもダジャレだし。これまで聞いた中では、やはり小さんは「時そば」がおもしろいと感じました。
(2009、4、13聴了)
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