ヘッダー Space 『舊漢字〜書いて、覺えて、樂しめて』
(萩野貞樹、文春新書:2007、7、20)
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『舊』と書いて「きゅう」と読みます。新らしい字体で書くと「旧漢字」。あれ?矛盾してます?してないよね。新しいものが出てきて初めて「旧」になるんだから。それまでは「本字」です。
私が何とか旧字体を読めるのは、小学生時代に『のらくろ』の復刻本の漫画(まんぐわ)を読んだり、田舎の古い家の屋根裏にあった『国史美談』なる旧字体の本を、興味を持って読んだりしたことがベースにあると思う。もちろん、中学、高校での古文の授業もあったのだが。でも、読めるけど書けません。訓練しないと、書くのは無理です。で、この本で訓練するってか?うーん、そこまではしませんが。
ですから、慣れれば丸谷才一の本などは、苦もなく読めます。最初は読むスピードが遅いけどね。

★★★★

(2009、3、4読了)
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