実は知らないうちに（？）現在、「電子マネー」がものすごい勢いで広がっている。そういえばＳＵＩＣＡとかＩＣＣＯＫＡとかが、電車の切符の代わりだけでなく、コンビニや、何やら、いろいろなところで使えるようになっているようである。使ってないけど。これの対抗勢力は「クレジットカード」だ。そして、電子マネーとクレジットカードが共に「敵」としているのが「現金＝キャッシュ」である。
新興の電子マネーの攻勢・浸透に脅威を感じているクレジットカード業界は、銀行の再編とともにその勢力地図が変わろうとしている。また、その勢力図の中に「電子マネー」も巻き込んで、21世紀の覇権を握ろうとしている、という。
しかし「現金＝日本銀行券＝金融庁・財務省」は、こういった動きは国の威厳を冒すものだとして駆逐しようとする。そういった構図が描かれている。知らなかったなあ・・・。
ＵＦＪ銀行を取ろうとしていた三井住友銀行が、ＵＦＪを東京三菱銀行に取られたことで、ＵＦＪの傘下にあったカード会社が東京三菱側に流れ、カード業界の盟主であった三井住友系のＶＩＳＡの地位が危ない！とか。へー、そうなのかという業界情報がこれでもかと記されている。そして「最終章」では「お得なカードの組み合わせ」も記されていて実用的（かな？）。
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