ヘッダー Space 『知って納得 社会も読める〜校閲部長の言葉の手帳』
(清湖口 敏、産経新聞社:2008、9、30)
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新聞用語懇談会で、ずっとご一緒させていただいている、産経新聞大阪本社の校閲部長だった清湖口(せこぐち)敏さんが、産経の大阪版に連載されていたコラムをまとめた一冊。今年の7月に、清湖口さんは東京の校閲部長となられて転勤されたが、あちらでもまたコラムを書いていらっしゃると聞く(まだ読んでないんです、すみません)。
このコラムは、毎週切り抜きして読んでいたが、時々、切り抜いているだけで読まずにノートに張り付けていたこともあったようで(ゴメンンサイ)、初めて読んだような気がするコラムもあった。
それと、やはり「リアルタイムに読む」のと、こうやって「まとめて読む」のでは、受け取る感じが変わるものなのだなあと感じた。リアルタイムに読んでいた時には気付かなかったのに今回感じたことは、「字数がピッタリ」ということ。さすが新聞記者!私がサイトに書くコラムのように「字数に制限がないもの」と違って、きっちりと見開き2ページに収まるように書いている。しかも見開きで読むと、文章の導入部から結論、オチなど、その論の展開ぶりがとてもよくわかり、「さすが!」と思ったのであった。本当かどうか、是非、本書を買って読んでみて、確認していただきたい!(私のコラム「平成ことば事情」もご紹介いただいています。)

★★★★★

(2008、12、17読了)
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