前著『渋滞学』で、一躍有名になった著者の第2弾・・・と言ってもいいのかな?実は「渋滞」も「無駄」の一部分であると。その無駄を取り除く学問に、いま取り組んでいるのだと言う。帯には『「ムダとり」が日本を救う!』とある。
前半は、ちょっと学問的でわかりにくく眠たいのだが、後半の第5章「社会は無駄だらけ」、第6章「無駄と資本主義社会」は、具体的なので面白い。
後半で著者が提案している「かわりばんこ社会」は、「ワークシェアリング」にも通じるもので、行き詰まった資本主義社会の中での、不況突破のキーワードになるような気もした。
出た時にすぐに買って実は読んでいない『渋滞学』を読んでみようかな、と思った。
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