『これでいいのだ〜赤塚不二夫自叙伝』
(赤塚不二夫、文春文庫:2008、10、10)
今年8月2日に亡くなった赤塚不二夫。葬儀でのタモリの弔辞「私もあなたの作品の一つです」も感動したが、編集者・武居俊樹による本書の「解説にかえて」も泣ける。
全編通じて思うのが、赤塚の母への愛。マザコンである。そして、両親の“生きよう”を記したことで、自分を描いている、そんな気がした。一気に読んでしまった。まさに「これでいいのだ!」だ。
(2008、11、30読了)
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