元テレビ東京の偉いさんが書いた思い出話。団塊の世代より、さらに一回りほど上の世代なので、遺言代わりに書いたのかも。最近この手の本が多い。いずれも貴重ではあるが、その記述がすべて真実であるかどうかはわからない。ある一面の事実であるのは間違いないが、資料の一つと考えた方がよい。
新書でたった200ページ、いろんな思い出が綴られているが、その分内容が薄くなっているのが残念。番外地という“やや自虐的な呼び方”を、著者は気に入っているようで、さかんに使っている。その番外地を、ちゃんと地番のある地位にまで上げたという誇りがなせる技だろう。 |
|
|