子供が保育所から借りてきた絵本。読み聞かせた。
小出は元明治大学教授。1897ー1990。こどものとも傑作集。元・日本児童文学者協会会長。
その小出の文章の中に気になる表現があった。
「じゃまだよ、じゃまだよ、どいたり、どいたり」
「おいおい、のろまなローラーくん。どいたり、どいたり。あっはっは…」
という「どいたり、どいたり」である。大阪弁の「どいたり(どいてやりなさい)」ではない。古語的な表現である。今はあまり・・・というか、まったく耳にすることがないが、以前耳にしたことがあるような・・・。「してやったり」はこのケースと同じではないか?
山本は1916年生まれ。横浜シネマで漫画映画製作に携わったという。今で言う「アニメ」?「はたらくじどうししゃ」など、絵本多数だそうだ。
それにしても「69刷」ってすごい。絵本はロングセラーが多いですね。 |
|
|