新聞の書評欄で見つけてすぐに注文したのに2刷りとは、なかなか売れているようです。たしかに興味深い内容。第一章の「江戸の性生活は楽ならず」は、特におもしろかった。もちろん、現代とは意識も生活状況もまったく違うので、その視点であれこれ言うのはお門違いだろうが、都会と田舎の意識の違い、現代と近代の違いのようなものを感じる。ただ、たった数十年前は、あまり江戸時代と意識に違いはなかったような気もする。この数十年の変化の加速度が、とんでもないと言えるのではないか。第四章の「江戸発、『性』の事件簿」も、ワイドショーのようで興味深かった。 |
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