私にとっては魅力的なタイトル。宗教と言っても本当の宗教のこともさすが、どちらかと言うと「エセ科学」のようなものや新興宗教についてテレビは厳しく対応するが、その一方で、占いや血液型のようなもの、ミステリーサークルやUFOなどは面白おかしく取り上げている、そのダブルスタンダード的なところを、本書は突いている。
読んでいて、前半おもしろいが、後半に行くにつれて少し興味が薄れてきた。テレビのあり方を考えると、ある意味ダブルスタンダードはあって当然だと思うが、あまりにも「それが当然!」と開き直ってはいけない。要は「バランス感覚」なのだと思うが、どうか。
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