ytv -読売テレビ-「道浦俊彦の読書日記」

	『ラーメン屋vs.マクドナルド〜エコノミストが読み解く日米の深層』（竹中正治、新潮新書：2008、9、20・2008、10、5第2刷）

タイトルに惹かれてかったが、タイトルほど読みやすくおもしろい内容ではなく、まじめな日米経済気質分析。自身が関わったシンクタンクの会合での日本の扱われ方や、アメリカ人の本音と建前の使い分けの実態、「希望」を語る大統領と、「危機」を語る総理大臣なども興味深い。また、世界中で大ヒットの「ハリーポッター」だが、アメリカのキリスト教徒の中やバチカンには、「魔術や魔法というのはキリスト教を否定するものだ」として、真面目に忌み嫌う人たちがいるという話も、彼此の違いを表していておもしろかった。

（２００８、１０、１８読了）