ヘッダー Space『大統領になりそこなった男たち』
(内藤陽介、中公新書ラクレ:2008、9、10)
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切手博物館副館長の内藤さんの著作。本屋で見かけてすぐに買おうとして、「ちょっと待てよ」と。「もしかしたら、送ってくれるかも…」と思ったが、すぐに読みたい気持ちが勝って、購入。その一週間後に果たして内藤さんから本が届いた…。
大統領選を11月4日に控えて大変タイミングのよい出版。興味を引かれる。
大統領になりそこなった男の中でも、私が興味深かったのは、ヘンリー・クレイ、アルフレッド・スミス、ロバート・アルフォンソ・タフト、そしてロバート・フランシス・ケネディだ。ロバート・ケネディは、思っていたイメージと違った、また、二世、三世といった世襲議員が問題となる昨今の日本だが、アメリカも、ブッシュ親子以外にアダムス大統領(2、6代・親子)、ハリソン大統領(9、23代、孫と祖父)、そしてセオドアとフランクリンのルーズベルト大統領(26、32代)は「いとこ同士」だったなんて、本書を読んで初めて知った。勉強になるなあ。

★★★★

(2008、10、5読了)
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