ヘッダー Space『赤めだか』
(立川談春、扶桑社:2008、4、20初版1刷・2008、7、10初版4刷)
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立川談志門下の談春(だんしゅん)の前座時代の話。著者は、私より5歳年下。高校を中退して入門したのが昭和59年というから、あたしが読売テレビに入社したのと同じ年だ。あ、あたしだってさ、やだよおまいさん、咄家口調になっちゃってるじゃないか。
タイトルの「赤めだか」は、談志(イエモト、とルビが振ってある。芸が細かい!)が飼っていた金魚のこと。いつまで経っても大きくならないので、「ほんとは赤いめだかなんじゃないか?」と。それは自分に対する謙称の意味も、またイエモトに対する尊敬と愛情表現でもあるとみた。

★★★★

(2008、8、29読了)
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