ヘッダー Space『愚か者、中国をゆく』
星野博美、光文社新書:2008、5、20)
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これは面白かった!真夜中の12時から読み始めて夜中の3時までで、一気に340ページ近くを読んでしまった!
沢木耕太郎の『深夜特急』の女性版(ただし「ひとり旅」ではなく「二人旅」)という感じ。著者が「旅」をしたのは、今から20年ほど前のこと。しかも「深夜特急」と違って、主人公は女性で、その上「男性」と二人連れ。その男女の関係が一体どういう関係なのか、最初は分からなくて、少し戸惑った。
結局これは「中国の旅」を綴ったものでありながら、著者の「青春」に別れを告げる、そういった本でもあるのだ。だから、ちょっと甘酸っぱい感じにもなる。

★★★★

(2008、8、6読了)
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