『日本の行く道』
(橋本 治、集英社新書:2007、12、19)
大きなタイトル。希望をもって読み始めたが、なかなか話が前に進まず、「ページを稼ごうとしているのではないか?」と疑ってしまうぐらい、グネグネと話がもっちゃりしていてイライラする。
端的に言うと著者の主張は、現状の「いじめ」が始まったのは1985年だと。行き詰まった21世紀の現代を打開するには「産業革命以前に戻せ」と。それが無理なら、超高層ビルを壊して、「昭和30年代後半レベルに戻せ」と。そんなふうに受け取ったが、そう言われても、ねえ・・・。アメリカ型の文明の行き詰まりということか。
(2008、7、20読了)
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