「キミは社会部記者を見たか」と言われても・・・見てまへん。ちょっとタイトルはアナクロ。
著者は東京新聞の社会部記者。今は編集委員。1948年生まれというから、定年を前に、書き残しておきたかったのだろう。私もここ25年ぐらいの事件はリアルタイムで覚えているので、「ああ、そうだったよな」と思いながら読んだ。大阪の社会部の記者が書いたものなら、もっと「そのとおり!」という感じであったろう。しかし知らないことも多かった。
内容は、これまでに他の記者の人の書いたものを読んだのと、大して違うわけではない。でも、団塊世代の著者が、こういった物を書ける最後の世代なのかもしれない。その意味では貴重かも。
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