帯には「没後2年、米原万里、最後のエッセイ集」とある。もう亡くなって2年経つのか、早いなあ・・・合掌。でもなんだか、死んでしまった感じがしなくて・・・あまりにも生き生きとしたエッセイだから。いつものように面白くて考えさせられる。 エッセイのうまさ、特に「構成の素晴らしさ」には、いつもながら舌を巻く。今回のエッセイには、あまり「下ネタ」は含まれていない気がした。 表紙カバーの後藤栖子さんの「ヨーロッパの古都」という絵も素晴らしい。いい本だ。
(2008、6、3読了)