NHKの番組を本にまとめたもの。対談集のような感じ。「爆笑問題」の訪ねた相手が、言語学者の田中克彦・一橋大学名誉教授だったので、買って読んだ。
田中克彦と言えば『ことばと国家』という名著がある。アルフォンソ・ドーデの「最後の授業」の虚偽(?)を暴いた話を読んだ時には、まさに目からウロコが落ちました。それ以降も“戦う言語学者”というイメージがあるが、爆笑問題とは、なにやら楽しげに話しているようだった。
ドイツにも「肩こり」があって、それをドイツ語では「カーター」と言うというのは、「ヘーヘーヘー」だった。
ほんとは「カーター」の意味は「猫」で、もともとは「肩こり」のことは「ムスケル・カーター(猫の筋肉)」と言っていたのが、省略されて「カーター」だけになったとか。おもしろいね!
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