以前、早朝の番組を一緒にやっていた若いディレクターの男の子が、東京に行ってフジテレビのニュース番組「ニュースJAPAN」で働いているというのを聞いていたが、その彼がスタッフとして取り組んだ「C型肝炎訴訟」についてまとめたのが、この本。小さな字でだが、ちゃんと彼の名前が「協力」の最後に載っていた。頑張ってるな、坂野!
こういった調査報道は、新聞は普通にやっていると思うが、テレビではなかなか出来ないだけに貴重である。そしてその記録を残すことにも意義がある。
なぜか繰り返されてしまう薬害。その構図は、見事なぐらい同じで、皆がいけないこととわかっているのに、なぜ、こうも同じことを繰り返すのか。過去に学ばないのかと疑問に思う。
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