黄金週間に入り、長谷川様にはいかがお過ごしでしょうか。さて、先日は貴著『愛しのヴィエト ナム号〜1964年フランス郵船極東航路定期客船渡航記』をお送りいただきましてありがとうございます。私のネットでの「読書日記」をお読みいただいて送っていただいたとのこと、恐れ入ります。さっそく読ませていただきました。
今をさること40数年前に、ヨーロッパへの船旅を女一人でというのは、なんという冒険心でありましょう。その行動力には舌を巻くばかりです。
口絵写真によると、娘さんと共に、今もまたウィーンフィルのニューイヤーコンサートに行かれるとか、本当に世界を股にかけてご活躍されているのだなぁと感心いたしました。
率直に申し上げて、失礼ながら文章は、当時のメモと現在の視点がやや混在し、当時の貴重なみずみずしい感覚が程よく中和されてしまった感が、なきにしもあらずですが、それを抑えてあまりある実体験の重みを感じました。特に「船酔い」が何日も続く際の船客の様子の描写は、体験された方でないとわからない貴重なものだと思います。今後とも是非、健康に留意され、ご活躍されることを期待しています。
乱文乱筆失礼します。以上、御礼まで。
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