タイトルがダジャレ系だが、実は真面目な本。最近、社会的に問題となっている「うつ」に比べると「躁」状態は、「まだ扱いやすい」と見られがちであるが、実は、
「底が抜けた鬱状態」
が「躁」なのだそうである。あ、ダジャレ入っちゃったハハハ・・・とハイな状態になっていると、私も危ないかもしれない。これまでの人生の中でも、確かに妙にハイなヤツがいたが、あれがもしかしたら躁だったのかも・・・と心当たりがないでもない。
有名なのは作家の北杜夫であるが、娘の「窓際OL」こと斎藤由香の本を読んでいると、おもしろいようで家族は悲惨だなと、改めて思う。天才とそういう状態は「紙一重」なのである。そう考えると「人間の精神」って一体何なんだろうか、「脳」とは・・という思いにもとらわれる。誰しも多少の躁状態や鬱状態が、人生において訪れているのではないだろうか。その波があまりにも大きすぎると、生きづらい。そういうことなのか・・・・。
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