2006年に『なぜ若者は3年で辞めるのか?』を出した著者の第2弾、と思って買って読んだ。著者は1973年とまだ若い。
最初読んでいて「なんだか読みにくいなあ・・・」と思った。と言うのも「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」が書かれている本だと思って、その答えがどこに載っているかをずっと探していたからだ。その答えは、はっきりとは書かれていない。
途中でハタと気が付いた。この本は、実は22に及ぶ「昭和的価値観」を紹介しながら、平成になって20年経った現在、そういった「昭和的価値観」が通用しなくなっているのであると主張するものである。
つまり、22のうちいくつ自分に当てはまるか、その数が多いほど、時代に取り残された「昭和的人間」だという風にも読み取れる。しかし・・・それでも良いではないか。そう思えるのは、私自身がやはり「昭和的人間」だからか?
また中には、その逆の面もあって、まさに昭和と平成の間でバランスを取って生きているなあと感じた。皆さんはいかが?
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