おかげさまで読売テレビ制作の『秘密のケンミンSHOW』、好調です。「ステレオタイプに当てはめすぎる、ケンミンみんながそんなふうではない!」というご批判もいただいていますが、もちろん、おっしゃる通りなんです。でも、その特徴的なところを捉えて「あーでもない、こーでもない」と言うのは楽しいですよね、バラエティとして。
この本も、去年の9月に出て4か月で6刷というのは、今、日本全国「ケンミンブーム」なのではないかと思わせる売れ行きです。
県単位・地域単位での歴史や差異を知って、クイズ感覚で「へえー」というトリビアを楽しむのは面白いし、ためになると思います。この本はクイズ感覚と言うよりは、もう少し「学術的」で勉強になりました。今の47都道府県の分け方は明治以降であって、それ以前の長い歴史で培われた風土があるので、今の括(くく)りでケンミンの特徴を絞っても、必ずしも全部合致するとは限らないのだということは、この本を読んでみても、よくわかりましたよ。
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