新聞の書評で見て購入。タイトルの「TVJ」とは、お話の舞台となる「テレビジャパン」というテレビ局の略文字であると同時に、メイン・ストーリーである「テレビ(局)ジャック」も表しているが、「TVJ」と聞いただけだと何のことかわからないよな・・・。
あんまり内容を話すわけには行かないので他の話をすると、著者はもともと「編集者」で、この「五十嵐貴久」というのは、刑事ドラマ『俺たちの勲章』(1975)の中で、中村雅俊が演じた刑事の名前から取ったのだそうだ。解説を読むと、これは「ラブコメ」だというのだが、そうかなあ?結構「手に汗握るサスペンス」で、「ダイ・ハード」の女性版のような気がしたが、どうだろう?437ページ、一気に気持ちよく読めますよ。 |