ヘッダー Space 『豚キムチにジンクスはあるのか〜
絲的炊事記』(絲山秋子、
マガジンハウス:2007、12、6第1刷)
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著者は芥川賞作家。その食べ物に関するエッセイ。タイトルにつられて買っちゃった。この「ジンクス」の使い方はあっているのかな?と思いまして。ちょっと絲山秋子さんという人にも興味があったので。糸を二つ書くって、なんだか怪しいでしょ、苗字。(そんなことないか) 読んでみると、最初のジンクスの使い方は正しい(「洗車したら必ず雨が降る」とか)が、後半は「縁起かつぎ」の意味で使っているので、やっぱり間違いかな。 エッセイは軽快で、おもしろい。かなりでたらめな人だが。食べ物も「作ってみようかな」と思わせる。独身なのかな。でも「連れ」という言葉も出てくるし。年は40代になったばかり。群馬県に住んでいて、時々「群馬」を「愛しつつもバカにしているような感じ」で書いていてドキッとしてしまったが、それは「身内を謙遜」しているのかな? ちなみに、デートで「豚キムチ」も、私はありだと思うけどな。おいしいし。


★★★★

(2008、2、29読了)

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