ヘンなペンネームの人だなあ、タイトルもヘンだし・・・と思って買った。
途中まで著者のことを「男」だと思っていたが、あるところで、
「なんだ、この著者は女なのか!」
と気づくという、なかなか珍しい体験をした。そういえば直木賞の桜庭一樹って人も「女」なんだよなあ。ややこしいなあ。男とか女とかわからずに、正味内容だけで勝負したいということか。でも、やっぱりそこは情報として知りたいなあ、特にエッセイでは。
1970年生まれの著者は、サブタイトルにあるように、「デフレ世代」。その憂鬱というのは、これからの日本を支える核の人たち(団塊ジュニアか?)の問題点をあぶりだしているようにも思う。
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