そろそろ次のワールドカップ。予選が始まるし。南アフリカかあ、どうしようかなあ・・・と、1990年イタリアから5回連続ワールドカップを観戦しに行っている私が思っていたところに、この本。
はっきり言って、この本を読んだら「南アフリカ」に行くのはちょっと・・・となってしまった。ワインはおいしいんだけど治安がなあ・・・。でも女子ゴルフの藍ちゃんとかも行ってたしなあ。うーん、不安。
それより何より「本当に開催できるのか?」という不安もある。大丈夫なんだろうか?
なお、現地では今、地名の変更がブームなんだという。アパルトヘイトの白人支配時代の白人がつけた地名を、黒人たちが付け替えていると。たとえばヨハネスブルク国際空港の名前が、南アフリカの元首相名から取った「ヤン・スマッツ空港」から、アフリカ民族会議の元議長の名前から「オリバータンボ空港」に変わっただとか、
(旧名) |
(新名) |
「ポート・エリザベス」 |
→「ネルソン・マンデラ・ベイ」 |
「プレトリア」 |
→「ツワネ」 |
「ブルームフォンテーン」 |
→「マンガウン」 |
という具合で、国際サッカー連盟(FIFA)は公式文書では「ツワネープレトリア」のように「新旧の名前を併記して使うことを決めた」と書かれている。
日本でも地名の呼び方を、2010年のワールドカップを前に変えるかもしれないですね。
南アフリカの現状を知るのには、良い本でした。
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