いやあ楽しかったなあ、この本。フリーのカメラマンで、「仕事中毒」になっちゃった著者が、なぜかイタリアの「シチリア島」に行ってその「中毒」を癒して治そうとしたら、あまりの「シチリア」の明るさに引きこもってしまい、そこから立ち直ることができたのは、子供の頃からやっていた「野球」だった。ひょんなことから、草野球チームのつもりで入れてもらったチームが、実は「イタリアのプロ野球チーム」だったという意外性!そしてシチリアの野球の「中毒」になっていく様子。なんだか楽しい。
たしか去年の11月にこの本が出た頃に書評を読んで「読もうかな」と思っていて、そのままになっていたのだが、先日、伊丹空港の書店で見つけて思わず買ってしまった。出会えてよかった一冊である。ただ、著者がプロのカメラマンであるだけに、もっとカラー写真を見てみたかったな。
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