ヘッダー Space『戦前の少年犯罪』
(菅賀江留郎、築地書館:2007、10、30)
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目からウロコ。
戦前は今以上に異常な犯罪がたくさん起きていて、少年犯罪も多かった、と実例をこれでもかと挙げながら解説。メディアも世の中も、日本人は情緒に流されやすく、歴史を教訓として学ばないのかと自戒した。
しかし、現代は全体として少年犯罪などが減っているのだからこそ、一回でも凶悪犯罪が起きると大きく取り上げられる。そして、ユビキタスで全国のニュースが素早く伝えられて、頻繁に少年犯罪が起きているように思えるのではないか。
著者の名前はもちろんペンネームだろう。なにせ、「かんがえるろう」なんですから。


★★★★

(2008、1、19読了)

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