城山三郎の『男子の本懐』は、“ライオン宰相”と呼ばれた浜口雄幸首相を描いたものだが、この本のタイトルはそれを意識したものと、著者自身が冒頭述べている。たったの55日で防衛大臣を辞した著者は、在任期間中にこんなことを考えていたのか(書いていたのか)、そして、その後逮捕された守屋前次官との闘い・思いは・・・というところに関心はどうしてもいくが、意外にもその辺りの記述はあっさりと。フーン、とちょっとマユツバ。結構売れているのだろうなと思っていたが、買った時点で、まだ第一刷。思ったほど売れていないのかな?どうなんでしょう。買う前に思っていたより、おもしろかった。
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