2007年の流行語にも選ばれた「ネットカフェ難民」。この名称をめぐっては、いろいろとあったが(平成ことば事情3099参照)、取材する立場から出なく、実際に「ネットカフェ難民」になった立場から書かれたドキュメントという意味では、非常に貴重な書だと思う。でも東京芸術大学の大学院まで出て、なんで「ネットカフェ難民」してるんだ?それにこんな本まで出している(他にも著書がある)のなら、本当の意味での「ネットカフェ難民」なのかな?という疑問も。本当の「ネットカフェ難民」の人からは「遊んでいるのか!」と叱責を受けそうな気もするが・・・。同じマネをやってみようとは思わない。
やはり目的意識の低さというのがその原因に挙げられるかもしれない。
途中から、一体この人はどうなってしまうのか、ドキドキしながら、むさぶるように読んでしまった。ドキドキ・ドキュメント。
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