タイトルが魅力的だったので、・・・魅力的すぎて内容とギャップがあるのでは?と思って、本が出てすぐには買わないで1か月後に買ったが、既に3刷だった。すごい。
で、内容ですが、意外とタイトルほどわかりやすくなく、堅い本。でも「こんなん、いらんがな」というような無駄な表や「何が書いてあるのか素人にはわからない」というようなグラフ・表もあるほか、「ホホウ」と思わせるわかりやすいグラフもあって玉石混交。途中までは、「うーん、どうかなあ・・・・専門書だよなあ・・・」と評価が低かったのだが、第8章の「子どもの医療費の無料化が不公平を増大する」という主張は目新しく一考の余地のあるものだった。また、最終章の「身近な話題のケース・スタディ」の中の「日本は原油の輸入国ではあるが、石油製品の輸出国である」という指摘や「欧州では、ディーゼル車が、ガソリン車よりも環境にやさしい」という指摘は、目からウロコであった。詳しくは本書を。
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