ヘッダー Space『数え方の日本史』
(三保忠夫、吉川弘文館:2006、3、1)
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専門書なので、一般的かと聞かれるとちょっと・・・と思うが、助数詞の歴史などに興味がある人には、うってつけの書。こんなに専門的に細かく調べている人がいるなんて。やっぱり学問の世界の奥は深い。
びっくりしたのは「助数詞の将来」という項目あたりを読んでいたら、「新聞用語懇談会」の話が出てきたこと。私が用語懇談会のメンバーと知ってのこと?(そんなわけがない)用語懇談会の席で、むかし助数詞に関して話していた内容がこの本に記されていた。今の用語懇談会のメンバーは、その内容を把握しているのか?ちょうど助数詞のことについてここ2、3年話し合ってきたのに・・・こういったことって、なかなか伝わっていかないんだろうか?
さらに驚いたのは193ページ、「助数詞は巨大表現も得意」という項目で、「枚方市くずは」にあるショッピングモールに「蒸気機関車D51」があるという記述。なんで、いきなり「私の住んでいるところ」が出てくるのか?そして昔から慣れ親しんだショッピングモールの「D51」の話まで!ただ、悲しいかな、ショッピングモールは2年前に新装オープンして、この本が出た時(2006年3月)には、D51は撤去されていたのだが・・・著者はそのことを知らなかったのだろうか。


★★★★★

(2007、12、16読了)

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