うーん、オタクだなあ。この執念は、すごい!のひとこと。プロですな、間違いなく。
しかし、図面や実際の駅・線路などの形態や空き地の状況などから、実は作られるはずだった路線の推定をしていくという作業は、実は「推理小説」のようにおもしろいのではないか?そう言えばほら、松本清張の『点と線』も、鉄道の時刻表を使ったトリックだったけど、鉄道にはこういった「オタク魂」をくすぐる何ものかが、間違いなく潜んでいるね。大体が、男の子がはまるんだけど。コレクター癖とも重なる部分がありますね、きっと。
未完成路線を推測する作業は、もちろん著者のように深く推し量ることはできないけど、知的好奇心をくすぐる作業かもしれない。しかし、これだけたくさんの計画が「未完成」に終わっているなんて、思いもよらなかった・・・。
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