ええ本見つけたなあ。昭和30年代ブームになって久しいけれど、こういった言葉の面でのレトロブームも結構おもしろいものですね。私は生まれは昭和36年なので、昭和30年代のことはあまり記憶になくて、実際に覚えているのは昭和40年代からなんですが、それでもここに出てくる色々な懐かしい言葉はほとんど、知っておりました。後付けで覚ええたのやろか?「太陽族」「ドライ・ウエット」「兵隊の位で言うと」「一億総白痴化」「ダッコちゃん」「私はウソは申しません」などなど。あ、そうか。親が口にするのを聞いたから覚えているのか。こうして、言葉は世代を超えて伝えられてゆくのですねえ。
そう言えば、大正時代にはやったという「オストアンデル」(アンパン、まんじゅう)「ヒネルトジャー」(蛇口)などは、私は小学生の時に父から聞いて知ったが、父はたぶん「父の父」、つまり「私の祖父」から聞いて覚えたに違いない。そういう関係は大事ですね。 |