ヘッダー Space『一度も植民地になったことがない日本』
(デュランれい子、講談社+α新書:
2007、7、20第1刷
・2007、8、1第2刷)
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売れてるんだ、この本。第1刷から10日で、第2刷。ご同慶の至りです。
しかしまあタイトルで、ほぼ言いたいことは言い尽くされている感じがします。この手の、外国人と結婚した日本人女性が、日本のことを外から見て「あーだ、こーだ」と書くパターンは、マークス寿子さんとか何とかさんとか、もうすでに出尽くした感がありますが、久しぶりだったのでこの手の本を買って読んでみました。著者にとっては初めての本だそうです。講談社+α新書は、大概軽いですね、雑誌の特集ぐらいの感じで読めます。これもそう。スウェーデン人の夫と結婚して、現在は南フランスに住んでいる著者。経歴の紹介で、表紙の裏には1977年に英国国際版画ビエンナーレで「銅賞」受賞と書いてあるのに、本文では「銀賞」(「はじめに」5ページ)になっていたり、肝心なところで信用が置けない感じがします。第2刷なのに、第1刷の時に気づかなかったのかな?
しかし、フランスのMANGA事情とか、そのあたりのご自分が現地で経験されたことの報告は興味深く読めました。


★★★

(2007、8、15読了)

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