ベストセラー『世界の日本人ジョーク集』の著者が放つジョーク集。しかも今回は「日本の戦時下」という限定条件でのジョーク。著者は取材中に「戦争中のジョークについて調べるなど、不謹慎ではないか」と言われることがあったというが、そう言うのは、実は戦争を知らない人たちだったという。実際に戦争を経験した人たちは、いろいろと話を教えてくれたとのこと。戦時下という厳しい状況だからこそ、庶民は笑いを求めるというのは真理であろう。決して爆笑のジョークばかり載っているわけではないが、戦争の中で笑いに救いを求める心理はよくわかった。
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