ヘッダー Space『思いやりの日本人』
(佐藤綾子、講談社現代新書:
2007、4、20)
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あちゃー、やっちゃった。「佐藤愛子」の本だと思って買ったら、「佐藤綾子」の本だった・・・扉の著者の写真を見て愕然とした。なんてこった・・・でもタイトルにつられた面もあるので、読んでみた。字が少ないね、講談社新書は。1ページに14行しかない。表紙のデザイン、シンプルなのにはだいぶん慣れたけど、やっぱりデザイン料をケチったのではないかという気がするなあ・・・。
なかなか「思いやり」って難しいですよね。反省させられることばかりで、胸が痛い本だった。
著者は熱心な仏教徒だったのが、5年前に敬虔なクリスチャンになったそうな。それがこの本で一番の謎で、「なんで?なんで!?」と思うのだが(突っ込みどころ、満載!)、それを聞かないことが「思いやり」なんでしょうか?宗旨変えした人の話を「はい、そうですか」ってなかなか聞いてもらえないのではないかと危惧するんですけど・・・。 それと本書が著者の142冊目の著書だそうだ。ス、スゴイ!中谷某のような人か?この人は?写真を見ると、「話し方教室の先生」みたいな感じなのだが。
また、日本で始めて「パフォーマンス学」を始めた人らしい。昨今は「パフォーマンス」という言葉は「形だけで実質が伴ってないこと」の代名詞のように使われるようになってしまったが、もしかしたら、そのきっかけも作ってしまったの?
でも、この本の中にあった、「YOU」で始まる言葉より「I」で始まる言葉を使えというのは、なるほどと思った。

★★★

(2007、6、19読了)

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