ヘッダー Space『言葉って生きているから面白い』
(石川牧子、ワニブックス:2003、4、5)
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大阪市立中央図書館に、バイロンの『ドンジュアン』の下巻を延長して借りるために行ったときに、「言語」のコーナーに置いてあった本。いつもうちの新人アナがお世話になっている日本テレビアナウンス学院学長の石川牧子さんの著書。石川さんは、お母さんの介護をされていた時のことを本にまとめてらして、その本は読んだことがある。(この本でも第4章に悔悟の時の話がちょっと出てきます)
この本は「言葉」「話し方」に関するエッセイをまとめたもの。これまでのアナウンサー人生の中で取材などを通じて知ることが出来た人たちの言葉や経験なども満載です。驚くほど字が大きいので、読みやすいです。あっという間に読めます。
たとえばマラソンランナーの中山竹通さんのご実家に行った時の取材体験などは興味深い。またナレーターの芥川隆行さんのアドバイス「大事な部分で音を落とすんだよ」というのは、さっそく使わせていただきます。そのほか、「どうすればあがらないでしょうか」という学生の問いに対して、石川さんは「自分を良く見せたいと思わないこと」と答えていますが、そうそう!それです!自分が思うほど、他人は自分のことを気にしてくれてはいないのですよ。そう思えば気が楽になりますよね!
石川さんがキー局で初の女性アナウンス部長になった時に、新人アナウンサーの研修の一環として、会社近くの特別養護老人ホームにボランティアに生かせたそうですが、これは新人アナたちにとっては、なかなか勉強になったことでしょうね。

★★★

(2007、3、8読了)

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