平成5年に出たこの本、実はイギリスの詩人バイロンの『ドン・ジュアン』の、日本初の「全訳」本だということです。こ、こんなにぶ厚いものだったのか!何せ、上下巻合わせると、2段組なのに1000ページを超える!下巻の厚みは、表紙を除いて4.0センチです!上巻は図書館に返しちゃったからわからないけど、ほぼ同じ厚さでしたよ!ましかし、字が全部詰まっているわけではなく、詩なので、わりとスカスカではあるのですが。
抄訳を先に読んでいたので、大変わかりやすく読めました。詩というよりは「物語」ですね。『アラビアン・ナイト』とかもこんな感じじゃないのかな、きっと。それに加えて「時事批評」的な面もありました。下巻に続く。 |
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