ヘッダー Space『テレビは日本人を「バカ」にしたか?
〜大宅壮一と「一億総白痴化」の時代』
(北村充史、平凡社新書:2007、2、9)
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「一億総白痴化」という言葉はジャーナリストの大宅壮一の言葉として有名である・・・・と思っていたが、最近の若い人にとっては(こんな言い方するなんて、オレも年をとったな・・・)、
「すみません、大宅壮一って誰ですか?」
てなもののようだ・・・・情けない!あんた、その娘さんと一緒の番組やっているのに・・・と、つい・・・。
しかし「一億総白痴化」という言葉は生き続けている。そして50年前と同じように、いやそれ以上に、その現象は進行している。大宅壮一が生きていたら、インターネットに対して同じような言葉を吐いているでしょうね。
この言葉が生まれた時代を振り返るのには最良の書であろう。こういったことは、今、その時代を生きた人が書き残しておいてくれないと、もう歴史の中に埋もれてしまうのだから・・・。

★★★★

(2007、2、20読了)

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