『ミース再考〜その今日的意味』
(ケネス・フランプトンほか著、澤村 明
+EAT訳、鹿島出版会:2006、4、1)
難しかった。ミースの言葉を拾い読みするような読み方になってしまった。しかし、1920年代に現在の超高層ビルと同じような物を設計して建てているのはすごい。と言うより、NYマンハッタンのビルは、ミースの考え方に基づくと言ってもいいのではないか。その時代の最先端を求めるというよりは、より普遍的なもの、時代が変わっても飽きの来ないものを、建物という形で表わすのが、哲学的意味でのミースの建築なのであろう。
(2007、2、16読了)
Copyright (C) YOMIURI TELECASTING CORPORATION. All rights reserved