ヘッダー Space『ことば日本史』
(田中 聡、幻冬社:2002、12、10)
トップページ
過去掲載分
ヘッダー

Space
いやあ、これはなかなかタメになる本でした。帯に「爆笑問題・太田 光氏絶賛」と書いてあるので、かえって「大丈夫かな」と思っていたのですが、これは確かに絶賛されていいのではないか。
タイトルの「(ことば)日本史」と言うとおり、「飛鳥・奈良時代」から「平安時代」「鎌倉時代」・・・というふうに時代を追って、その時代ごとの言葉(で、現在もなお使われている言葉)の解説をしていってる。
最初に出てくる言葉は「日本」、次が「コケにする」。一番新しい言葉は「バブル」。この本は2002年に出てすぐに買って、読まずに「積んどく」状態であったのだが、それにしても「バブル」という言葉は古いよね、最近の言葉とするには。昭和の言葉じゃないの?1989年ごろだろ・・・そうか、もう歴史になったところまでしか「ことば日本史」の教科書には載っていないわけだ。だとすると、「バブル」はもう歴史になってしまったのね、鎌倉時代や室町時代の言葉と同じように・・それって死語ってことだよね。トホホ。

★★★★

(2007、1、11読了)

Space

Copyright (C) YOMIURI TELECASTING CORPORATION. All rights reserved